「生徒諸君にはこの学園で・・・」


「レッドさんそろそろ出番ですね。」

 イエローはオーキド校長が話すステージを見たあと、レッドの方を見て言った。
 生徒会員はステージ近くに設置されている
 生徒会員用の椅子に座っている。

「うん。そろそろ行かなきゃな。」

 席を立ってレッドはイエローににこっと笑った。
 イエローはカァーっと赤くなっている。

「ぼく、ちゃんと見ておきますね!」

「?うん頑張ってくるよ。じゃ。」

このバカップルが・・・とブルーとグリーンは思っていた。
むろん、レッドたちは付き合ってないのだが。
椅子は生徒会長、副会長、書記、という順で並んでいるため
グリーンとブルーはレッドとイエローの間に挟まれた状況だったのだ。

イエローはじっとステージ上のレッドを見ている。



***


「ZZZ・・・」

「ゴールド、ゴールドってば」

 クリスがコソコソと隣の眠っているゴールドに耳打ちしている。

「・・・こうすればいい。」

「ちょっとシルバー、」

「ZZ・・・!?っいてててて〜っ何すんだよ!!くそシルバー!」


ガタン!


静寂な場内の中ゴールドはいきなり立ち上がり、彼の大声がこだました。
そしてすぐにドッと笑いが起こった。




「〜っ・・・///」

 ゴールドは顔を耳まで真っ赤にして座った。

「お前がいきなり頬をつねったせいだ。」

「寝ていたお前が悪い。」

 笑いの中ゴールドはこそこそとシルバーに文句を言っている。

「君、名前は?」

「へ?」

 突然ステージからマイクを通して声が聞こえた。


「君の名前だよ。」

「・・・ゴールドっスけど。」

「学年は?」

「2。2年っス。」


「ふぅん、ゴールドか。気に入った!!ゴールド、生徒会委員に決定!」


「え・・・えええええ!?」


一気に場内がざわめく。


「いや〜今ちょうど人手たりなくてさ。だから、な!」


「いやいや、軽い、かるすぎるって・・・。
 そんなノリできめていいもんなのか?」

「ここでは生徒会長の意思によって生徒会員が決まるのよ。
 去年、私たちの入学式の時も話されていたじゃない。」

「そうなのかっ?!」

「でもまぁ・・・ゴールド、すっかり気に入られちゃったのね、生徒会長さんに。」

「もう何がどうなってんだよ。こんちくしょー、誰か説明しやがれっつーの・・」

「・・・お前が大声出してどういうわけか生徒会長に気に入られて生徒会委員に・・・」

「って説明してんじゃねえ!!」

「お前が言ったんだろ・・・。」

シルバーはうるさいとばかりに耳をふさいだ。


「放課後まってるからなー!以上!」



生徒会長のとんでもない発言に対する場内の反応はさまざま。

オーキド校長はもうあきれて言葉も出ない様子だ。



「すごく良さそうな会長さんったいね!ルビー!」

「ゴールドって生徒さっき外で騒いでた・・・僕たちより年上だったんだね。」




「あーなんかおもしろくなってきたわね!!」

「レッドさん・・・素敵でした。」

「まったく、あいつは何てことしでかすんだ・・・。」




どうやら生徒会委員、この先もっと賑やかになりそう・・・?

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めにゅー。